13
300 307 296
(年度) 549
2000 2013 2014 2015 2016
264
600
400
200 (t)
0
(基準年度)
12
■取扱量 ■排出量・移動量1,500 2,000
1,000
500 (t)
0
1,731
789
1,218
769 758 1,220
1,243 794
2002 2013 2014 2015 2016 881
(年度) (基準年度)
1,280 2016年度の「エコチャレンジ020」では最終処分量
4,000トン以下、再資源化率97%以上を目標に設定し 取り組んできました。事業所・工場では、日頃から外部 に廃棄物の処理を委託する場合には、可能な限りリサイ クル処理できる業者を選定し、リサイクル率の向上に努 めています。その結果、最終処分量は3,417トン、再 資源化率は98.2%となり目標を達成しました。
今後も廃棄物の発生量を抑制するとともに再資源化率 の向上に努めていきます。
廃棄物処理法では、排出事業者に向けて、より一層の 廃棄物管理の徹底が求められています。産業廃棄物に関 するコンプライアンスの確保と管理業務の効率化を目的 として、事業所・工場で電子マニフェストに対応した廃 棄物管理システムを導入し、産業廃棄物管理の徹底に取 り組んでいます。また、産業廃棄物の適正処理を確認す るために、事業所・工場ではチェックリストに基づき処 理委託先を原則として1年に1回以上の頻度で訪問し現 地確認を行っています。
自社内において資源の循環再生利用を行っています。段 ボール工場の生産工程で発生する段ボールの端材(トリミ ングロス)は、製紙工場から段ボール原紙を運んだト ラックの帰り便で持ち帰り、段ボール原紙の原料とし て100%再生利用しています。
化学物質の排出および移動量届出(PRTR)制度に基づ く、2016年度の対象物質の排出量・移動量は758ト ン、 2002年度比で14.0%削減となり、目標(2002年 度比12%削減)を達成しました。今後も使用薬品の切 り替えなどによって取扱量を減らすとともに、排出量・ 移動量の削減に努めていきます。
当社の設備から排出される主な大気汚染物質は、ボ イラおよび焼却炉の燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物 (NOx)や硫黄酸化物(SOx)、ばいじんです。これらは 法令により規制値が定められています。燃焼温度の管理 や「排煙脱硫装置」「集じん機」を設置することで大気汚 染物質の規制値を下回るレベルまで除去しています。
2016年度の排水量は2,456万m³でした。排水は加 圧浮上、活性汚泥、沈殿分離、活性炭吸着などの浄化処 理を行い規制値以下の水質を維持し、河川や下水道に放 流しています。なお、規制値の遵守を確認するために COD、BOD、SSなど規制対象の項目を定期的に測定 しています。
高濃度PCB含有機器は全て取り外し、厳重に保管・ 管理しています。これらの機器は、法に基づき設立され た中間貯蔵・環境安全事業株式会社にて、処理を進めて います。今後も法令に基づいた適正な管理と処理を進 めていきます。また、低濃度 PCB を含有する可能性 がある機器についても、分析調査を行い把握するとと もに、含有が明らかになった機器については識別可能に し、適正に管理して随時処理を進めています。
オゾン層保護、地球温暖化防止のために、フロン排出 抑制法を遵守し適切に対応しています。フロン類使用製 品廃棄時の回収および簡易点検・定期点検による漏 えい確認を徹底し、フロン類の大気中への放出抑制を 図っています。
大気に排出されたVOCは光化学オキシダントや浮遊 粒子状物質の原因となります。板紙やフィルムの印刷・ 加工工程においてVOCを含むインキや加工剤を使用し ており、乾燥後にVOCを大気に排出しています。サプ ライヤーとの協働による低VOCインキやノンVOCイ ンキの取組みにより、2016年度の排出量※は264トン、 2000年度比で51.9%の削減となり、目標(2000年度 比45%削減)を達成しました。今後も削減活動を継続 していきます。
廃棄物の削減
廃棄物管理の推進
段ボール古紙の社内再生利用
化学物質の適正管理
大気汚染物質の削減
水質汚濁物質の管理
PCB廃棄物の管理
フロン適正管理
揮発性有機化合物(VOC)の削減
▶最終処分量と再資源化率の推移
20,000(t) (%)
16,000
8,000 4,000 12,000
0
100 95
85 80 90
75 2000 2013 2014 2015 2016(年度)
■ 最終処分量 ● 再資源化率
11
4,355 3,386 3,266 3,417 17,999
91.1
97.8 98.2 98.3 98.2
▶廃棄物の処理状況
廃棄物処理業者の現地確認
▶社内リサイクルシステム
▶PRTR対象物質量の推移
▶VOC 排出量の推移 循環型社会の実現に向けて事業所・工場から発生する廃棄物の削減と
適正処理に取り組んでいます。
廃棄物の削減
地球環境のために
地域の生活環境に影響を及ぼす汚染物質の排出は、徹底した管理のもと、
法規制を遵守するのはもちろんのこと、さらに厳しい自主基準を設けて環境汚染を予防しています。
化学物質の管理
地球環境のために
段ボール原紙 生産工程で出てくる
端材(トリミングロス)を 製紙原料としてリサイクル
製紙工場
段ボール工場
( )内は総発生量に対する比率
廃棄物外部排出量 89,556 t (48%)
社外再資源化量 86,139 t (46%)
社内再生利用量 98.417 t (52%)
最終処分(埋立)量 3,417 t (2%)
廃棄物総排出量 187,973 t (100%)
* 各数値は四捨五入をしているため合計が合わない場合があります。
排出量・移動量
%削減
※ 対象は日本製紙連合会会員会社の排出上位5物質(トルエン、メチルエチルケトン、 酢酸エチル、イソプロピルアルコール、メタノール)としています。
詳細な数値はデータ集をご覧ください。 詳細な数値はデータ集をご覧ください。
SDGsとの関連性 ▶
再資源化率
98.2
%排出量
%削減
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